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通院の記録

初診の終わり

診察室を出て、ふたたび待合室。タブレット端末を使ってADHD検査をうけて提出。白紙の紙に「木を描いてください」なんて課題もあったので、まとめてやって受付に提出。で、「(有料)カウンセリングは受けますか?」とのことで、そもそものカウンセリングでどんなことが行われるか知らなかったので、 “まずは経験” と受診を依頼。ほどなくして対話ルームに呼ばれ、狭い個室で「(1on1だ…)」などと思いつつ椅子に着く。

いろいろ、悩み事や困りごとを説明する。と、それにあわせて「こうしましょう」「こういうことをしましょう」とアドバイスをいただく。なるほどなかなか役に立ちそうだ。ただでも、「自分(こちら)の実情に対して、適切に処方した言葉やアドバイスをもらった」という感じではなく、「症状を聞いて、定番の対処法を落とす(教えてくれる)」という感じで、「(まるで本の “索引” だな… この人が、「自分が人間であること」の意味性をみずから手放しているみたい)」と感じて、なぜか申し訳なさがわく。 “適切な言葉を処方” するのではなく “定番解法を教える” であれば人間がやらずに本で十分なので、この人のカウンセリングスタイルと自分の価値観の相性が悪いのだろうな、と判断する。自分ではない、他の人であればハマる人もいるだろう。カウンセラーさんが悪いわけではない。…と、思いつつ、自身が “カウンセリング” という技能に過大な期待をしていたのかもしれない(※)な、と少し想ったりなんだり。次回の予約の際、「カウンセリングは不要」とした。

※ …… 今思うと、「カウンセリングという職能」というよりも、「他者の対話能力(言語編成能力)」への過大な期待、かもしれない

【次に向けて】

次回の予約は、7/15にとりました。隔週ペース。翌週でも予約できたようだけど、「毎週通院」は大変なので「月2回」が妥当だろうとこのように。ただまあ、「検査結果のわかる二回目診察」だけは翌週で組んでも良かったな、とおもうところもあった。

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ドキドキ!初診編

土曜の15:00の予約。駅前のパチンコ店が入っているにぎやかなビルの上のフロアへ。保険証替わりのマイナンバーカードを提示したり、初診用問診を記入したりしつつ、こじんまりとしたクリニックらしいたたずまいの待合室で待機。結構待つ。(土曜の日中という “繁忙タイミング” であることと、あとでわかったことだけど「初診時は特に時間がかかってしまう」とのことでした。カルテを生成したり、再診とは違う段取りが入るのかな?)

呼ばれたのは15:50くらい。診察室に入ってみると、白髪たたえてふっくらとしたおじいちゃん先生。手塚漫画のお茶の水博士のような。もちん白衣。左には、書記なのかサポートなのか、女性の看護師さん。

席につき、おじいちゃん先生と簡単に会話。初診にいたった経緯や、自分の悩み事などかいつまんで説明しつつ、このクリニックの診察の流れやメリットデメリットなどを簡単に説明してもらう。

「当院では、確定診断は出せないです。それをとるには、専門の医療機関に行く必要があります」「発達障害治療につかわれる薬の中で、当院では一部出せないものがあります。麻薬と近しい成分のものがあり、そういったものです。それ以外は処方できます」との話。 “診断” “処方” ができないということは、資格関連のハードルがあるのかな?と妄想する。まあなんにせよ、 “事前に、クリニックにとって都合の悪いことがら” をしっかりと説明してくれたことに信頼感を覚える。まあ、 “先生の人格” 起因のものではなく、法規的に説明の義務がある故かもしれないけども。それだとしても、法を尊寿するのは貴いことだ。

そんなやりとりを10分程度でしつつ、された質問にこちらが返すという一問一答の問診を開始。

「子供の頃、7歳ぐらいまでのころから、〇〇〇が△△△でしたか?」といった感じの質問をいくつか受ける。あいまに「子供のころからってのが大切なのです。発達障害には、生まれ持っての “先天的なもの” と家庭環境などで発生する “後天的な物” とがあるので、そこの理解にも重要です。たとえば、家族や親戚に “同様の症状” の人はいますか?」と説明を受けた流れで、

「後天的な学習による発達障害…。思い当たるフシがひとつあります。幼少期、小学校ぐらいのころ。親戚たちと、車でショッピングモールによく買い出しに行ったんですね。で、その場で “いまが12時だから… 2時間自由行動で、14時に広場に集合しよう” といって解散し、各自で自由時間を楽しみました。で、待ち合わせ時間の14時になる。それにあわせて広場に行くと… 親戚の誰もいないんです。広場に。 生育環境の大人たちに囲まれた生活で、そういう経験を幼少期に繰り返し何度もすることで “時間の約束は目安程度の物、まもらなくていい” という歪な学習をしてしまったのでは?と自己分析している部分があります」

と開陳したところ。おじいちゃん先生が「ああ、そうなんですね~」と笑って受け流しつつ、「(あ、こりゃ “血統” と “学習” ダブルだな… 親戚も皆 “そう” なのでは)」という感じの顔をしていたのが、ちょっと印象的でした。

そんなこんなで一問一答おわり。「ものごとを “やり遂げる” ことは得意ですか?」といった質問もありつつ、だいたい20~30問ぐらいかな? 応えました。

総括として先生曰く、「たしかにADHDの感じが強く出てますね…。あと、私感ですがASDも出ているように感じます」という感想をいただく。ASD!?しらない言葉だ…!新キャラ出てきた!

と、 “来てよかった” 、やっぱりプロの知識と技術にゆだねるべきだなと手ごたえを感じる。

診察自体はそこで終わり。

「今日はこの後、ADHDの検査をうけてください。結果は次回の診察にて。まずはADHDまわりを診て、ASDに関しては次回以降で診ていきましょう。 “薬で現状を改善できないか” とのことですが、まずは “認知行動療法” をしましょうね。 “投薬” を考えるのは、その次です。認知行動療法というのは~(中略: 概念の説明)~ といいうもので、書店にもそういった本がたくさんありますので、手に取って読んでみてくださいね」というまとめをいただく。

これもネットで聞きかじった情報として、「精神科は薬漬けにしてくる!!!」というイメージが方々から聞こえていたので、そうではない、投薬に慎重なケースを目の当たりにして「(やっぱり実地に脚運ぶの大事だな…。フィールドワーク重点!)」との想いを再び強くする。

【初診で印象的だったこと】

おじいちゃん先生、「ADHDの “先天性” と “後天性” 。最近はADHD人口が増えた、なんて話もありますが、個人的には半分ぐらいは “後天性” なのでは、と思っています」とのこと。この先生の、「現在の精神医学会ではこういう考え方や処置が一般的です」と「私はこう考えています」を、しっかりわけて説明してくれる点も、安心感と信頼感を感じた理由のひとつでした。こちらはこの界隈ズブの素人なので、こういった切り分けをして情報を落としてくれるのは本当にありがたい。

それと、印象的な質問の一つに「会議中や人と話している時など、 “どうしてもじっとしていられない” ことってありますか?貧乏ゆすりなんかもこれに当てはまります」の質問に「それはないですね」と返答。「これは、ADHDのH、 “Hyperactivity” 多動性に関しての質問です。まあ、多動が出ない人もいますからね」とのこと。

そんなこんなで、一問一答しつつ先生にいろいろ説明していただいて、それに対して「ヘェ!」とか「なるほど!」と相槌をうつ俺氏。それを見た先生が「ふぇいずさんの会話の時のその大きなリアクションや表情豊かな感じ。それも “多動” が出ているのではと感じます」との話で。なるほど、心当たりがある…!

あと、同様に「先生の看破ポイント」としては、終盤にもらった指摘「ASDも出ている気がしますね」に関しては、一問一答の際に出てくるあいまいな表現に関して「…それは〇〇〇の定義にもよりますね」と聞き返したことが何度かあった、という点とか観られてるのかなあ…?と勝手に思った。

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Across the Rubicon  

そんな折、ある日見かけたWeb広告。たしかTwitterに流れてきた某クリニックの広告ツイート。そこに「ADHD診断」のようなミニゲームがありやってみたところ、やはりそれっぽい結果…。で、その結果の画面から予約フォームに直接飛べたのですね。最寄り駅の駅前にもその系列クリニックがあるのを知っていました。家から徒歩7分、買い物するにも外食するにもよく通る、生活圏内ド真ん中です。これはご縁だなと想い、予約に踏み切りました。

「初診はいつ希望ですか?」6/26(月)の予約で7/1(土)の診察がとれました。「ここ最近の精神科は繁忙続きで、予約には半年かかる」なんて話もネットでよく見かけていたので、これは意外や意外。やっぱり “実地” にあたってみると “まことしやかにささやかれる噂” とは違ったりするもんだなあ。フィールドワーク大切。柳田邦夫もそういってました。 早いに越したことはない、とさっそく予約。